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つくづく思った。
日本の社会にはついて行けない。 例えば「印鑑社会」。 何にでも「印鑑」を打たないことには契約が成立しない。 印鑑でありさえすれば、例え100円圴一の店で誰でも購入できる三文判であっても、自筆のサインや拇印に勝ると信じて疑わない某携帯電話会社勤務のお姉ちゃん・・・ 契約を解消する際に身分確認となる運転免許証、パスポートなどを提示し、書類にも記入し、印鑑だけ持っていなかった私に、彼女は言った。 職員:「印鑑が無いとこの手続きはお受けできません」 私 :「それではサインをします。サインでダメなら拇印を押しますが」 職員:「印鑑でないとお受けできないことになっています。100圴で売っているようなものでけっこうですので・・・」 私 :「そんな誰でも購入できるものよりも、サインや拇印の方が確かでしょうが」 職員:「そういう決まりになっていますので」 職員:「お客様の身元はパスポートで確認済みですので、印鑑を押していただくだけで手続きは完了します」 私 :「身元が確認できたのでしたら、手続き上問題は無いはずですが、印鑑は一体何の為に必要なのですか?」 職員:「この申し出が確かにお客様本人からのものだということを確認する為に、印鑑を押していただいています」 私 :「パスポートと同じサインかどうかを確認する方が余程確実だと思いませんか?」 職員:「印鑑を押していただく決まりになっていますので」 私 :「他の人でも買える印鑑が、最終確認として重要視されるという事ですか?」 職員:「決まりですので」 お話しにならない。 頭を使って考えた事があるのだろうか? 上司も上司だ。何か間違っているんじゃないかと考えた事は無いのだろうか? 「印鑑」に取り憑かれたお姉ちゃんは何を言っても聞く耳持たず、仕方がないので仰せの通りに100圴で三文判を購入し、店に戻ってハンコを押し、「これで文句は無いだろう」と思っていたら、翌月も翌々月も届いた請求書・・・ 不審に思って苦情の電話を入れること数回。 ようやく来た返事は、「解約の手続きがなされていませんので」と・・・ なんてこった!! あれだけ威張り腐って「決まりだ」と言い放ったお姉ちゃんは、「お手続きは完了しました」と言いつつ、(わざわざ買いにまで行った)ハンコの押された申請用紙を破棄したのか・・・? 早々に解約書類のコピーをFaxで送り、事務処理上の都合でらしいが、数ヶ月かかってようやく解約に至った。 民間の企業も然ることながら・・・ 海外に居ると、色々な申請をする際に、身元を証明する書類を日本の領事館に出してもらうことが必要となる。 私は過去に「親子関係を証明する書類」の提出を求められ、領事館に申請に行ったことがあるのだが、当然、戸籍謄(抄)本が必要になり、それは領事館では発行してもらえないので、日本から持って行かなければならない。しかも、以前は6ヶ月以内に発行された戸籍謄(抄)本でないと受けつけてもらえなかった。 「出生証明は一生変わらない(変わったら困る)んだから、いつ証明されたものだって同じです。日本はなぜそんな馬鹿げた規則を作ったの?」と、他の国から来た弁護士に笑われたことがある。 出生証明が6ヶ月経つと変わっているようなものだったら、もう既に証明する価値など無いではないか! 幸いにも、その規定はいつの間にか無くなっていて、少しは常識でものを考えられる人が上に立ったんだなというのがわかったが、そんな馬鹿げた規定が長年続いていたというのは非常に情けないことである。 警察証明を取りに行くと、どのような目的に使うのかを示す書類を提出しないといけない。しかも、申請を出してから受領するまでに2~3ヶ月を要すると書いてある。このIT時代に、予算の関係からか、いまだに紙に指紋を採って、郵送して証明をもらうのだそうだ。 「どのような目的に使用するのかを示す書類」は、申請者が依頼した弁護士とかエイジェントとの契約書であるとか、レターのようなものでは受けつけてもらえず、誰でも移民局に行けば簡単に手に入れられる申請書に、自分の書けるところだけ書いて見せればそれでOKらしい。(添付書類等を全て揃える必要は無いとのこと) 弁護士やエイジェントは全く信用されていないということだ。 まあ、世の中には悪い弁護士やエイジェントも確かに居るわけだから、そういう制限もあって然りなのかも知れないが、それでは申請者個人は全く疑われる事はないということか・・・ それこそ、良い人もいれば悪い人もいるんだけどなと、何だか中途半端な制限に思えて仕方がないのだ。 警察証明は両手の指全部の指紋を採って行われるのだから、申請は本人が行くしかないのだし、結局のところ、申請者本人がどのような書類(理由)を付けて申請しようが、発行する側(=警察)が最後まで使用目的に誤り(或は偽り)が無いかを確認するわけではないのだから、規制を設ける意味があると言えるのだろうか? どのみち中途半端な事しかできないのであれば、厳しく制限を設けても何もならないのだし、もし弁護士やらエイジェントがその証明を悪用したとしたら、その事実を公にする為の動かぬ証拠として、「申請者の提出した書類」というのが大きな役割を果たすことにもなると思うのだが・・・。 そこまでは考えた事は無いのだろうか? ところで、疑問に思ったのだが、 わざわざ自分の警察証明を取って、それを悪用しようと考える人が居るだろうか? (私の知らない世界では、「自分の警察証明を悪用した事件」が度々起こっていたに違いない・・・そうでなければ、申請者本人が出向いているのに、使用目的を疑われるような扱いをされるのはおかしいじゃないか・・・) それから、もう一つ疑問に思った。 領事館内の張り紙に、『警察証明(無犯罪証明)』と書いてあったが、過去に犯罪歴のある人は警察証明を取ったりすることは無いのだろうか? 「警察証明=無犯罪証明」と考えるのはおかしいのではないか。警察証明は「犯罪歴の有無」を証明するものであって、「無犯罪」の人のみが申請できるものではないはずである。『警察証明(無犯罪証明)』という書き方では、犯罪歴のある人は申請できないことになってしまう。 もしかして、たった一つでも犯罪歴のある人は、過去に犯した罪がどのようなものであろうとも、更に罪を犯してから何年経っていようが、証明を取っても無駄だという前提の元に「(無犯罪証明)」と限定して書かれているのだろうか?(犯罪歴のある人が警察証明を添付して申請した書類は、審議の余地無く否応無く却下されるようになっているということか?) 今度領事館に行ったら聞いてみよう。 日本総領事館での手続きだけで、納得のいかない規制(規則)にウンザリしてしまう私たちは、日本では平穏に暮らせないことを再確認して帰って来た。 ああ、そうだ、書くのを忘れていた。 多くの人は知らないだろうが、外国にある日本大使館及び日本総領事館では、祝祭日は現地の祝祭日に加え、日本の祝祭日も休みを取っている。 何故どちらか片方にならないのだろうかと、非常に不思議な世界である。 また、ウェリントンにある大使館と、オークランドにある総領事館では日本の祝日が若干違っているのは何故だろうか? ↓ 以下は大使館、総領事館のウェブサイトをキャプチャーしたもの。
by kiwidinok
| 2009-02-04 06:55
| 海外生活
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Comments(6)
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at 2009-02-05 23:29
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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kiwidinok at 2009-02-06 08:05
鍵コメ様
投稿文を読み返してみたら、「なるほど、そう受け取れなくもないな...」と気がつきました。すみません、私の家族にだけわかるような、張り紙を皮肉ったジョークを入れてしまって。(多分、線を引いた部分が誤解を招いたのではないかと思ったのですが、違いました?) NZでも、移民局或はその他の機関に何らかの申請を出す時には、現在から過去10年までさかのぼって、17歳以上の者に対してのみ、1年以上滞在した国の警察が発行するPolice certificateの提出を求められるといったようなことが多々あります。(申請するカテゴリーに寄って要求の度合いは若干違うかと思いますが) どう書いたらわかり易いかなと悩みながら、青字(+赤字)で補足をつけましたが、私の言いたかった事のポイントは、英語ではただPolice certificateとなっていて、証明書の提出を要求している側が犯罪の有る無しに関わらず、単に「警察の証明」と書いてあるだけなのに、「(無犯罪証明)」と明記するのはおかしいのではないかということです。
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kiwidinok at 2009-02-06 08:10
(続き)
NZの移民局及び他の政府関係機関から承認された翻訳業者が、 Police certificate is also known as police clearance certificate, certificate of good conduct, certificate of good character, and certificate of criminal offence record. と書いているように、確かに品行方正な人物が求められはしますが、criminal offence record(犯罪記録)が書いてあるものについてもポリス・サティフィケイトとだとする考え方が、日本総領事館にあった張り紙には無かったように思います。 時々、そのような過剰な翻訳とか、日本人的なものの見方で解釈して翻訳してあるものが、実際は英語及びその他の言語で書かれたものの本質を大きく外している場合があり、混乱の原因になっているのを目にします。 以前、6ヶ月以内に発行された戸籍謄本でなければ、出生証明書を出せないと断った日本総領事館のように、移民局から要求されてもいない6ヶ月という規定を独自に盛り込んでしまうことなどについては、どう考えたらいいのでしょうね。
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kiwidinok at 2009-02-06 08:17
(更に続き)
お互い、日本国外に住んで、思想も価値観も様々な中で生活していますから、色んな事が見えてきて、私はよかったなと思っています。 大使館と総領事館の「日本の祝祭日」が違うのは何故かも、今度行ったら聞いてみます。(聞くのを忘れませんように!(笑)) 「たらい回し」にも辟易しますが、提出した書類を紛失されるというのも、どうにかならないものかと思います。さすがにNZの日本総領事館ではそのようなことはこれまでありませんでしたけど。
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mika
at 2009-02-06 21:46
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ああ!書類紛失、NZでもありますか!!
日本でこんなことがあったら、大変申し訳ありません。と謝る姿勢があると思いますが、以前住んでいた国と、今住んでいる国でも、紛失があっても、謝る姿勢もなく、「なぜか解らんがないから=なくなってるから、、また持ってきて。」といわれる。。。 そういう紙に限って、発行してもらうのにお金を取られたりする紙だったりするのよねえ。。。
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kiwidinok at 2009-02-07 06:36
mikaさんの所も同じようなものなんですね。
NZはすぐに謝る人がけっこういるのですが、私の申請書類を担当した人は謝りませんでしたね。自分がなくしたのではないから、謝る筋合いは無いということかな? とにかく、管理がしっかりしていない事だけは確かですね。 でも、NZは日本よりも融通が利くというか、正当性を主張してそれが妥当であればこちらの言い分は通るので、その点はいいなと思いますよ。
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