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コリアンのシャロンが今日から働くことになり、予定の10:00 am前に到着。
働くと言っても、全くの初心者なので、もちろんトレーニングしなければならない。 まずは珈琲を飲んで一服(笑) のっけから力が抜けているボスと従業員・・・(^。^;) 「さて、始めますか」・・・と、シャロンに幾つかの初心者向けのパターンから作りたい物を選んでもらい、好きなガラスを選んでもらった。 パターンのカットには特殊なハサミを使うのだが、そのハサミが上手くできていると、しきりに感心するシャロン・・・私も始めはそうだった。 次はいよいよ生まれて初めてのガラスカット。 誰でも割れたガラスの取り扱いには殊の外慎重になるものだが、ガラスを故意に割るということはあまり経験しないため、やはり皆最初は戸惑い、ガラスカッターでスコアを入れるのはできても、怖いというのが先に立って、パキッ!と一気には割れないものである。 怖々力を入れるが、怯んでいるのがよくわかる(笑) そこで、お手本を・・・ 「あら〜、簡単に割れるんですね」と、見よう見まねでコツをつかんだシャロンは、スコアを入れ、次々に割っていく(ガラスカットだけの練習などしないで、最初からパターン通りに切らせてみる)。 一通りの説明はするが、説明されただけでどんな種類のガラスも思い通りに切れるなどということはない。もちろん、最初なのでカットが楽なガラスを選んだが、初心者には難しいカーブもそこそこ入っていて、一番難しいだろうと思えるカーブのカットの仕方を丁寧に教え、あとは自分で判断してやってみるように言った。 一番難しいカーブは言われるままやって完璧に切り取れたのに、そんなに難しくないと予想したカーブでまさかの失敗。スコアを入れた箇所以外で割れ、再度取り直しとなった。 彼女はどうすればよかったのかを一生懸命考えている。こういうのは、非常に役に立つ失敗だったと言える。 もう一度同じ型紙でガラスをカットする際には、頭の中でどうやったらいいのかを考え、イメージしながらスコアを入れ、割り取っていた。 コリアンは真面目な人が多いとは思っていたが、シャロンは生真面目で、習得がすこぶる早い。 あっという間にガラスを切り終え、次のグラインダーがけに入る。 使い方を一通り説明すると、パターンに正確に、黙々とガラスピースの周囲を削っているので、わからないことがあったら呼んでねと言って、私は自分の作業に取りかかった。 黙って真剣に作業をしているシャロンを見て安心した。この人は放っておいても一人で頭を使ってやろうとする人だから、基礎さえ教えれば後は自分で工夫して何でもやれるに違いない。 グラインダーがけが終わり、パターン通りになっているかを確認した後、銅のテープ巻きに入った。 丁寧すぎるほど丁寧・・・一心不乱という言葉が久しぶりに頭をよぎったほどだ。 感覚が良いのですぐにコツを覚えてくれて、見ている必要もないため、私は隣で自分の作業の続きをする。思った通りの楽な人。 シャロンはそこまで休み無く仕事をしていた。 「ねえシャロン、お腹空かない?」「喉乾かない?」と頻繁に聞く私に、「お腹空きました?今度はランチ持ってきますね」と言いながら作業し続けるシャロン(笑)。 「明日はハンダ付けをして、色を付けたら出来上がりですね」と言うと、全く初めての経験で、自分にできるかな?とちょっと不安だったけれども、やってみたら面白くてたまらないと喜んでいた。 自分で作った物を家に持って帰ったら、主人や子供は絶対に驚くに違いないと、もう明日仕上げてしまうのを楽しみにしている。(こんなに早く技術を習得したというのを家族に見せたいのだ。頑張っているからこそ、成果を早く誰かに見せたいと思うものだとよくわかる) 正義感が強く、自分の言動に責任を持てることに加え、向上心があり、頭をフル回転させながら物事を行うことができ、尚かつ丁寧な仕事をしてくれる従業員を見つけられたというのは、幸運以外の何ものでもない。
by kiwidinok
| 2008-05-26 18:09
| ビジネス
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