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以前「ゴミの日の風景」で市から配給されたゴミ箱が写った写真を載せたが、お隣さんは、最近よくウチのゴミ箱を間違えて取り込んでしまうことがある。
側面に番地が書かれているのだが、どうも確認せずに取り込んでしまうようだ。 今週も我家のゴミ箱が無くなっていたので、仕方なく、まだ道路に出しっ放しになっていたお隣のゴミ箱をゴロゴロ引っ張って、お隣の駐車場に無断で入り(笑)取り替えてきた。 先月26日にAmazon.comに注文した本が、予想よりも早く数日前に届いた。 普通、料理本というのは、美味しそうかどうかに関わらず、少なからず出来上がりの写真は載っているものだと思い込んでいた私は、この north african cookery という本に『料理本の常識』というものを打ち砕かれることとなった。 フルページ上質紙・・・なのに、写真無し・・・1枚も無い。(写真を使ってあるのは dust jacket だけ) この文字ばかりの料理本は、北アフリカ諸国(meghrib)の歴史とそこに住む人々の長い説明から始まっていた。もちろん、その地方の歴史に興味の無い人は飛ばしてレシピだけ見ればいいのだが、私は非常に興味があるため、最初のページからしっかり読み始めた。 馴染みの無い単語だらけ・・・ 一々辞書で調べながら読むのを余儀なくされたため、イントロダクションを読み終わるのにとてつもなく時間がかかった。 英語の本を読むと、「ほう〜、こんな言い回しもあるんだ・・・」とか、「上手い言い方をするな」と感心することが度々ある。簡単な日常会話には困らないけれども、難しい話をし出すとからっきしついて行けないというのでは、自分が惨めに思えてくるので、一生懸命辞書を片手に読んでいた。 料理本に似つかわしくなく、それらの国々の歴史はおぞましく、イントロダクションの後半には、身の毛もよだつほど悲惨な情景を頭に描かせてくれた。 それでも、読んでいる途中には、「ハラル認定ではないものを使って作ったら、何だか申しわけないな・・・」と、レシピを使うことを躊躇してしまっていたのが、最後まで読み終えると、ハラルじゃなくてもいいか・・・、あの土地のことを思い描いて作ることにしようと、気持ちが変化した。 私はイスラム教徒ではない。その聖典もまだ全て読み終わってはいない。私の知っている人たちのことしか言えないが、彼らは自分達の宗教に無関係な人が何を食べ、何を飲もうと非難したりしないし、自分達の規定を押し付けたりもしない。(要するに関係の無い人はどうでもいいのだ。ただ、純粋に誰かの魂を救いたいと切望する時には、もちろん、同じ宗教を信仰して欲しいと強く希望することになるというのは、私は充分理解している) 私がその地方で食べられているようなものを真似て作っても、所詮その宗教に根ざしているわけではないので、結局は全く違った種類のものになるのだが、まぁ、それでいいんじゃないだろうか。 地震の報道にすっかり取って代わられた、この地方に住む人々の悲痛な叫びは、あれから何らかの成果をあげたのだろうか・・・ 暮らし向きは、少しは改善してきたのだろうか・・・ 想像を絶するほど険し過ぎる生活を、受け入れるしかなかった彼らの先祖と、そして引き続き現代においても苦難を強いられている人々の上に、彼らの信じる神の祝福がありますように。 これから寒い冬がやって来る ここ南半球・・・またタジンの出番が多くなることだろう。
by kiwidinok
| 2011-04-14 18:29
| 本
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