Copyright:著作権について
当ブログに掲載の、写真・記事・デザインの無断転載及び使用はご遠慮ください カテゴリ
全体 Stained Glass Etching Art ビジネス 海外生活 写真 世界の料理 Wine 映画 英語 New Zealand 本 友人 Music Antique Restoration 簡単洋裁講座 ガーデニング お宝 雑感 未分類 以前の記事
2011年 07月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 検索
タグ
ステンドグラス(146)
日常生活(131) 仕事(87) 由無し心(85) 友人(77) ニュージーランド(59) 料理(46) 音楽(30) 修復(27) 本(20) アート(19) 映画(14) ガーデニング(12) 英語(8) ワイン(7) 世界のお菓子(6) 洋裁(6) オークランド散策(6) 健康食品(4) サンドブラスト(3) その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ボスが先週末に依頼された仕事は、ブロンズ像の台座の修復2個と、ティファニー風の吹きガラスでできた小さな器だとのことで、丁寧に々梱包されたものを開けて見せてくれたのだが・・・
何処を修復するように依頼してきたの??? 聞いてみたら、全てがほんの数ミリの欠け・・・ 一番大きな欠けでも5ミリ有るか無いか程度の、私だったら全然気にならない(笑)程度のものなのだ。(しかも、台座の一番下なんて見えないし・・・) この人(大学教授)は完璧な状態にしないと気が済まないらしく、これまでも何度かそういった数ミリの欠けばかりを修理に出してきたらしい。 ウチにそんな人が居なくてよかった・・・と思った。 いつもいつも派手に割ってくる常連さんの方が豪快でいいなと思ってしまう私は、そういった繊細な人と一緒に居たら気が狂ってしまいそうだ。 そういえば、親戚に潔癖性の叔母が居て、とにかく不潔なものが極度に嫌いで、私の祖母(叔母にとっては義理の母)が病院に入院していた時に嫌々お見舞いに来ては、「病院のものなんて気持ちが悪くて何処も触れない。空気を吸うのも嫌だ」と聞こえよがしに嘆いていたので、「私が付き添っているから、帰っていいですよ」と言ってあげたら、本当に帰ったのを今でも覚えている。(いつも愚痴ばかり聞かされるので、来てくれない方が病人の為にいいなと思った) 彼女の家は確かに綺麗かも知れないけれども、呼ばれても行きたいとは思わない人の方が多かった。そんな所ではくつろげないし、第一、自分たちが帰った後すぐに「せっかく掃除したのに、あそこもここも汚された」と言いながら掃除している姿が目に浮かんでしまうから。 誰も家に寄り付かない非常に美しく磨き上げた家に住むことが、彼女にとっては幸福だったんだろうけれども、配偶者である叔父は、せっかく自分が建てた家が最も居心地の悪い家になってしまい、いつも「テキトウに掃除した感が漂う」我家(私の実家)に来てはお酒を飲んでくつろいでいった。 そんな叔母のように「細かいことばかり」気になる人というのは、他の人の感情には案外無頓着で、自分が他の人の心に土足で踏み入っている場合がけっこうあることには、全く気がついていなかったりする。 この大学教授が、生徒を自分の「置物」のように扱わない人だったらいいなと、そんなことを考えながら仕事をしていた。
by kiwidinok
| 2009-11-03 16:43
| Antique Restoration
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||