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俗に言う『サマータイム』の期間に入った。
今日の朝2時に午前3時となり、来年の4月4日、午前3時が午前2時に戻るまでこの期間が続くことになる。 ここに来たばかりの頃は少々戸惑ったが、もうすっかり馴れた。 そんな Daylight Saving 一日目の今日は、前庭と裏庭の草刈りから始まった。 暖かくなってきたら途端に伸び始めた草だらけの庭を、同居人がトリマーで刈り、私はその後を長箒で掃いていたのだが、日曜なので誰も来ないだろうと思って、思いっきりカジュアルなトレーニングパンツ姿で作業していたところ、ウォーキング途中の男性がとてもフレンドリーに挨拶をしながら通り過ぎて行った。 それが、何かの映画に出ていた「典型的なお金持ち」の男性そっくりで、笑顔も Hello の言い方も上品そのもの(笑) 実に貧しい身なりの私は、ここに住んでいるのではなく、掃除をしにきたオバサンのように映ったかなと笑えた。 そして、作業が終わって家に戻り、コーヒーを入れて一服していると、今度は来客が現れた。 よく知っている日本人のご夫婦だった。 ジーンズ姿の奥さんの方が「近くまで用事で来たので、いらっしゃるかな〜と思ってついつい寄ってしまいましたが、こんな格好ですみません」と言うので、「こちらもこんな格好で・・・」と言いつつ、着替えもせずそのまま一緒にお茶を飲んで、2時間ほどお喋りし、楽しい時間を過ごした。 奥さんの方とは何度かメールのやり取りもしていて、とても気さくで裏表無い人柄に安心して付き合える人だなと思っていたが、旦那さんも飾らない人柄でとても好感が持てる人だった。 二人ともとても素朴で実直というのが見ただけでわかる。 最近は『危なっかしい人』が近くに居ない。 皆派手な振る舞いをせず、堅実に、そして穏やかに生活している。 本当ならそういう人に囲まれて生活するのが理想なのだろうが、持って産まれた性分というのは多分生涯変わらないんだろうね、何だか物足りないと感じてしまうのだ。 この歳になっても。
by kiwidinok
| 2009-09-27 20:53
| 海外生活
|
Comments(6)
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mika
at 2009-09-27 23:38
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今日、服を見にモールに行ったら、「冬時間営業」になっており、日曜日は休みでした。
そちらは、これから夏! いいな~。 最近は 。。。パットしてません。 人というのは、尽くしても、尽くしてもらえないことは本当にある。 ただ、私にも不がなかったかといえば、そうでもなく。。。私も相手も何か見返りを期待して付き合っていると、突然大きな裏切りがあったりするのだと思います。 今回の「つまらない出来事」が、信頼していた友達でも、夫でもなく、これから知る人。だったことが幸せだと思います。 ただ、やりたいこと、得意なことに関わっていられなくなったことが本当に残念ではあります。
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mika
at 2009-09-27 23:39
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文字数が多すぎるので、再度,続きを。。
新しい分野でのお仕事! アート系なのですね。どんな仕事なんでしょうか?! 新しい出会いと、新しいお勉強ですね!!新鮮だ。 最近は、作品を作る時間がなかったのですが、「大きな裏切り」により、多忙な仕事もなくなり。。そしたらタイミングよく、家の近くで友達と工房を借りないか?と誘われました。 たぶん、これは何かの縁。 これからは作品を作る時間を上げるから、作品を作りなさい。 と誰かに仕掛けられたような気分ですよ。 ・・・こうやって書いてみて、意外とパッとしていない生活にも、実はうっかり幸せが混じっていることに気がついた。。。わ。
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kiwidinok at 2009-09-28 08:59
mikaさんの所は、長く寒い冬がもうやって来るんですね。
長いこと生きていると、「何でこんな目に遭わなくちゃならないんだ」と理不尽に思える事を嫌というほど経験して、先が読めない私達は苛立ったり、気落ちしたり、悲嘆したりすることになるのですが、ほどなくして、或はずっと後になって、「ああ、あれは自分に取って必要なことだったんだ」とふと気付くことがあるんですね・・・ 私は、自分に起こる全ての事を『成るようになっている』んだと解釈することにしました。実際、何をどうあがこうと、成るようにしかならないですしね(笑) 相手に少しでも期待する部分があると、自分の感覚と違った行動を取られて愕然とすることが多々ありますが、何が起こってもガッカリしないように最初から相手に何も期待していないというのも寂しいものがありますし、自分の何も期待しない態度がある人の心を凍らせるということもありますから、人と関わるのは本当に難しいなと思いますね。
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kiwidinok at 2009-09-28 09:01
(続き)
ご自宅の近くの工房を借りるというお話、いいじゃないですか! きっと、また何か楽しい事が待ち受けていますよ! さて、私の全く新しい仕事ですが・・・ Antique restoration studio でコツコツと修復をする技術職なんですよ。 ずぶの素人の私を見込んで雇うべく、永住権が取れるのを4ヶ月も待っていてくれた(それも、取れるかどうか100%の保証はなかったのにね)中国人オーナーの元、これからありとあらゆる素材の修復を一から勉強させてもらい、尚かつ有り難いことにお給料までいただけるという、天から降ってきたような幸運を享受することになりました。 私のみならず、子供達も私の友達も(教室生までも)興味津々で、私の面白い人生を楽しんで見守ってくれています。 私は本当にラッキーだなとつくづく思いました。
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keiko
at 2009-09-28 12:43
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新しい土地で、新しい友達 急激な環境の変化にも きちんと対応できている貴女には 本当に頭が下がります。
新しい仕事・・・ とても魅力的な響きです。今の私にとっては・・・ 今まだ 土地が見つからなくて ・・・ このままでは・・・です。
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kiwidinok at 2009-09-28 18:28
keikoさん、コメントありがとうございます (^-^)
日本では「気の強い変わり者」でしかありませんでしたけど、ここでは「水を得た魚」のように、生き生きと生活できていると自分でも思います。 するだけ虚しい努力を日本でし続けましたからね、ここに来て頑張ったのが正当に評価されるのは、何にもまして嬉しいと感じますよ。 新しい仕事・・・keikoさんらしさが存分に出た、個性溢れる仕事が実現するようにと、NZから祈り続けています。 お互い頑張りましょう、動けなくなるまでね。
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