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今朝、急に生卵でご飯を食べたくなった。
3年ほど前、日本のIH炊飯ジャーを買おうと思ったら、何と$700.00(当時のレートで、日本円にして約6万円)もしたので、そんなものは要らないと、TEFALの炊飯器(というか、煮込み器?)を買ってご飯を炊くことにした。・・・一応ご飯は炊ける。 保温機能も付いているのだが、信じて保温したら、下はコゲコゲ、上は水滴が落ちてグチョグチョという悲惨な状況になったため、炊きあがると同時にコンセントを抜かなければならない。 お世辞にも美味しいご飯とは言えないが、そもそもお米もそんなに美味しいとは言えないのだから、そんなもので充分だということで良しとした。 それで、今朝生卵をかけて食べている時に、ふと思い出した。 同居人Hがコリアン経営の和食レストランでバイトをしていた時のこと。 バイトは午前11時からだったので、行くといきなりランチを食べさせてくれる優しいオーナーのおかげで、朝食兼昼食をそこで済ませて、それはそれはハッピーだったのだが、同居人はある日無性に生卵ご飯が食べたくなり、自分で用意して食べていたらしい。すると、他のスタッフが全員、気持ち悪そうな目で見て、「それ、そのまま食うの?」と聞いてきたそうだ。同居人は「美味しいよ」と平気で答えたらしいが(笑) 長年和食レストランを経営している人たちでも、「生卵かけご飯」は異様に見えたんだね・・・ そんなことを思い出しながら、「それじゃ、外国人が日本の旅館になんか泊まったら、生卵が出てきても、どうやって食べるのか全くわからないだろうなと考えてしまった。 外国人が日本の旅館に・・・と考えたら、今度はものすごく面白い話を思い出してしまった。 友達のイギリス人フィルは、ずっと前、日本に住んだことがある中国人のガールフレンドと一緒に日本に旅行に行ったらしい。全行程日本語のみのバスツアーに参加し、ランチは何を食べようかなと楽しみにしていたら、全員同じお弁当(冷め切った)が出されて、非常にガッカリしたので、日本情緒たっぷりな旅館に着くと、きちんとしたディナーを心待ちにし、イギリスの紳士たるもの、ディナーの前にお風呂に入り、髪をきちんと整え、スーツにネクタイ、コロンまで付けて準備していたそうな・・・ 颯爽と出かけたディナー会場は・・・大宴会場・・・全員浴衣姿(笑) フィルは目が点になって、一言も発することができなかったと。 その話を聞いた時、浮きまくっているフィルの姿を想像して、涙が出るほど笑ってしまったが、こちらの生活に慣れてくると、外国人は和風旅館の大宴会場など、想像だにできないだろうなと、日本独特の文化が、他の世界からはかけ離れていることをヒシと感じるようになってきた。 「お風呂にしますか?それとも先に食事になさいますか?」などと、優しい言葉をかけてくれる奥方はもう過去のものとなっているかも知れないが、先にお風呂に入った場合は、夕食は十中八九パジャマ(寝間着)だろう。そうすると、例え大宴会場の夕食に寝間着姿で登場しようとも、決してだらしなく思えるものではなく、「家に居るのと同じ感覚でくつろいでいる」ということになる。 でも、良く考えてみると、見知らぬ人々が、男性も女性も寝間着姿で一同に会し食事をするというのは、やはりかなり異様な光景ではなかろうか・・・ そんな笑える経験をしたフィルは、今はタイに移り住み、大好きなタイ料理を心ゆくまで満喫しているに違いない。
by kiwidinok
| 2008-07-20 17:58
| 友人
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