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1kg $1.50(今日のレートで約99円)のパン用強力粉を使って、Pain de Mie (英語だと"crumb bread"、日本語だと"柔らかいパン" ? )を作った。
強力粉500gに対して、塩12g、砂糖19.5g、インスタント・イースト5g、牛乳300〜350cc、溶かしバター90g の分量で細めの食パン型 35cm 程度が1本できる。 本当は蓋付きの PULLMAN Loaf と呼ばれる型が欲しかったのだが、近くの店では見つけることができず、仕方なくNZのインターネット販売もしている店から、伸縮可能な食パン型(蓋無し)を買い、蓋の代わりにアルミホイルでしっかり蓋をして焼いてみた。 その型の説明書には、「この型を使う場合は、通常よりも設定温度を10℃ほど低くするように」と書かれていたので、本当に低くしていいんだろうか?この本だって金属の型を使っているんだけどな・・・と、心配しつつ温度を下げて焼いてみた。(うちのキッチンについているオーブンはかなりな年代物で、目盛は50℃おきにしかついていないので、始めからかなりテキトウな温度設定なのだが、一応 −10℃ってこのくらい? という所にツマミを合わせた(笑)) アルミホイルで蓋をしたパン型に入っているので、中の焼け具合は見えない。 最初の30分が経過し、アルミホイルを取ってみて初めて、「ふぅ〜、黒焦げになってなくてよかった〜」と一安心。 蓋にしたアルミホイルを取り外して、温度を更に10℃ほど下げて15分焼き、その後一旦オーブンから取り出し、パンを型から出し、今度は型無しで5分焼いて出来上がり。 もちろん、出来上がりのパンの中の温度も計ったし、パンの底を指先で叩いて音も確かめた。まぁまぁ上手く行った方じゃないでしょうか・・・ 今回使った粉は、インターネットで注文したもので、パン材料専門店から取り寄せたものだから間違いは無いだろうと思ってはいたが、価格が信じられないほど安いのが少々気になっていた。 いつもスーパーマーケットで買っていたパン用強力粉は、2.5kgで$6.64(440円前後)ほど。これは高い方の粉である。 私が一度に焼くのは 500g 程度で、その量で3人家族で1週間は有に持つため、 一回分の粉代は約 $1.33(約88円)くらいしかかかっていないのだが、$2.00以下で食パンを1斤(日本の1斤よりもはるかに大きい)買えるベーカリーもあるため、わざわざ手間暇かけて作るまでもないような気がしないでもない。 まぁ、食パン以外のパンはもっと高いので、他のパンを買うことを思えば、作った方が経済的かなとも思うが、この価格帯ではちょっと考えものである。 私がパン作りに熱心なのは、パン好きということもあるのだが、徒歩で行ける家の近くのイタリアンのベーカリーは異常なほど値段が高く、しかも油っぽいものが大半で、とても買う気にはならないということも一つにはある。他にはそう遠くない所に上海系のパン屋もあるが、パン生地は日本のもののようにしっとりフワフワであるものの、甘さがどうにも私には合わないので、数年前に一度買いに行ったきり。 一番近い(徒歩2分の所にある)パン屋は、美味しいかどうかを問題にする前に、店の雰囲気が好きではないので行く気になれない。 動機は他にもあるが、可能であれば自宅で焼くに越したことはないなと思ったというわけだ。 いくら無添加で安全とは言っても、コストがべらぼうにかかるというのではお話にならないので、いまだに好奇心も向上心も旺盛な私は、先日インターネットでパン材料専門店を見つけ、先週末初めて注文を入れてみるに至ったのであるが、味は試してみないことにはわからない。 さすがにパン用の粉専門店だけあって、品揃えは充実しているし、粉は全て無漂白の国産品。グレードも用途によって選べるのだが、どのグレードのものでもさして値段は変わらない。 余談だが、コーヒー豆のような輸入品の場合、日本はなぜ種類によって価格があれほどまでに大きく違ってくるのだろうか? 仕入れの段階で製造元の請求がそんなに違っているのだったら、ここNZでも同じように価格差があっていいはずなのになと、ここに来た時からずっと疑問に思っている。ここではブルーマウンテンでもモカでも何でも、同じ内容量で同じ値段で売られているのだ。 私達は、「ブルーマウンテンは高級なもの」という意識を植え付けられているので、価格差を当然のこととして受け止めてきたが、もしかしたら信じられないほど価格の上乗せをしている小売店とか、或は仲介業者がいるのかも知れない・・・ 固定観念となっているものを、今一度疑ってみる必要があるかも知れないなと思った。(・・・が、疑ったところで、国内ではその価格でしか買えないじゃないかと思う人もいるだろうが、今は店舗を持たないで、安い土地に簡単な倉庫だけ建ててインターネットでビジネスをしているような企業も増えてきたので、調べてみる価値は無いとは言えない) 話をパン用の粉に戻そう。 25kg入りを注文すると卸売価格となり、1kg当たりの価格はほぼ半額となると書いてあったが、ベーカリーではないので、25kgはさすがに我家には多過ぎると、一度に一種類2kg程度を数種類頼んでみたのだが、ごく普通のパン用強力粉は 2kgで$3.00(199円程度)と、信じられないほど安かった。 500g の粉で、長さ35cmほどのバゲットを3本焼くと、粉代が50円弱・・・イーストと塩を合わせても材料費は3本で60円かからないくらいである。こんなに美味しいバゲットを簡単に、しかもこんなに安く食べられるなら、わざわざ高いパンを買いになんて行かないよねと、パン好きなら誰しも思うことだろう。 ただし、美味しかったらの話だ・・・ 今日焼いたPain de Mie について言えば、先日スーパーマーケットで買った粉を使って、同じレシピで作ったシナモン・ブレッドと比べると、確実に美味しくない。 モチモチ感もなく、味わい深くもなかった。 今度バゲットを焼いてみて、それもさして美味しくなかったら、またスーパーマーケットに買いに行くことになるだろう。 これは、あっさりタイプのライ麦パン ミックス。 Wheat flour, rye flour, raising agent, potato flakes, sea salt, yeast, organic apple fibre, sugar, dried sourdough, malted flour が既にミックスされているので、水を加えて捏ねるだけという手軽さで、値段は少々高めだが、ライ麦パンはほとんど食べた記憶が無い私は、試しにセール品になっていたものを購入してみた。 焼きたては、sourdough(酸味のあるパン種)が入っているためか、ライ麦の味なのかわからないが、独特の風味がして「ウッ!」と思ったが、すっかり冷めてしまうとその風味もほとんどしなくなり、とても美味しくなった。 レタス、きゅうり、トマト、ハムなどをはさんで、マヨネーズを少々加えると、とても味わいのある美味しいサンドイッチになる。 上にまぶしたのは『種ミックス』。 Linseed, buckwheat, soy groats, sesame seeds などがミックスされていて、とても香ばしくてパンを更に味わい深いものにしてくれる。 今日のブランチは超テキトウなトルティージャ(スパニッシュ・オムレツ)。 ジャガイモを揚げるのが面倒だったので、冷凍のフレンチフライで良しとし、赤とオレンジのピーマンはあったものの、緑を切らしていたので、ズッキーニを使用。スパニッシュ・チョリソーも入れ、塩・胡椒で味つけした溶き卵を流し込んで、上に削ったチーズを乗せて、両面焼くと、チーズがこんがり焼けて、同居人達のお気に入りの『なんちゃってトルティージャ』になる。 同居人達はトーストしたパンも食べていたが、私はこれだけでお腹いっぱいになった。 ところで、日本では強力粉って幾らくらいしたのかな?と、ネットで調べてみたら・・・ 日本って、強力粉高いのね・・・ 目が飛び出そうなほど高いのはここだけ? こんなに高いんじゃ、パン屋で買ってきた方が経済的だし、そんな環境に居たら、パンを焼くのなんて全くの『趣味』としか思われないだろうなと、しみじみ思った。
by kiwidinok
| 2011-04-10 20:39
| 世界の料理
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Comments(5)
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mika
at 2011-04-11 14:16
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パン屋さんですね!
私は週に1回、2回、パンを焼きます。1回で14×10センチほどお大きめのロールパン?を14個焼きます。これを横にスライスして朝トーストして食べます。 シナモンロールを初めて焼いてからは、お店で1ユーロ(130円)をちょっと越えるお金をだしてシナモンロールを買っておやつにするのがばからしくなり(自分で焼けば1ユーロでかなりの量が作れるから)それからはほぼ毎週甘いパンも自分で作ってます。
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mika
at 2011-04-11 14:20
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先ほどの続き。
*さっき2個目に送ったのは名前が違うので削除してこちらをアップしてください。 続き。。。 そちらは意外と粉が高いんですね。びっくりしました。 こちらはパン用の粉(といってもイーストとかがミックスされているわけではない。)スーパーで5キロで4ユーロ〜5ユーロほどです。ライ麦のダークな粉だと5キロで3ユーロほど。もっと安いスーパーもあると思います。パン用の粉は小さな袋で1、5キロだったか2キロだったかで2ユーロくらい。私は生イーストを使っていますが、一回のパンを焼くのに使う生イーストは25セント(スーパーで一固まり25セントで売っている。)スーパーで売っている袋に入ったパンは一袋3ユーロほどで、うちの場合は夫ががっつりパンを食べるので、薄く何枚でも食べれてしまう市販のパンでは一袋では一週間も持たない!なので、断然、パンは焼いた方がお得です。だからパンを焼いてるんですよぉ。全然優雅なマダムの趣味的な物ではないですね。あはは
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kiwidinok at 2011-04-11 18:34
mikaさん、そちらはパン用の粉、安いんですね。こちらのスーパーマーケットで売っているものはやっぱり高いですよね・・・美味しいんだけどなぁ・・・次に補充するの、どちらで買おうかなと悩んでいます。
私は天然酵母は使ったことがありますが、生イーストは使ったことがないんです。独特の風味があるんでしょうか? 醗酵に要する時間は短いの?長いの? ある本には、生イーストは保存可能期間が3週間と短いのに加え、いつ店頭に並べられたかが定かではないことが多いので、毎日大量に使い、頻繁に補充することが可能なベーカリー以外にはあまりお勧めできないと書いてありました。 私はそんなに沢山焼かないので、インスタント・イーストで良しとします。 私は、優雅なマダムの趣味というよりは、『職業訓練』と言った方が似合っているような感じ(笑) 最近少しパン食に飽きてきて、パンは朝食だけで沢山だなと思うようになりました。しかも、あっさりしたピタパンが最高だなと思う今日この頃です(笑)
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mika
at 2011-04-11 22:16
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職業訓練。ええ、そんな感じかなと思ってました。
生イーストは、kiwidinokさんがおっしゃるように、保存機関が短いし、お店によって保管の仕方が違ったりして、同じレシピでも同じにならない場合が多いのでおすすめしない。と私も聞いた事があります。でも、こちらのパンレシピは生イーストを使うものが多い!多分、小さじなん杯とか何グラムと量らないで、お店で売っている固まり一個分を使う方が主婦にとって楽だからかも。 レシピはカップ何杯分のお湯(もしくはミルク)何倍分の粉。。。ってな感じで量らない物が多いし。。(なんせ、イチゴも量らず、何カップ分でいくら。。という国ですので) 私はドライイーストを使った事がないので、風味とかよくわからないなぁ。ちなみにこちらの粉は日本のよりも粘りがあります。沢山こねなくても普通に膨らむし。餃子の皮も、強く破れにくくいいです。(中国人もそういってました。)国によって全然粉は違いますよね。ピタパンは私も大好き!3食それでもいいくらい。私はナンをたまに作ります(フライパンで作るので、なんちゃってナンですが)ピタパンも作ってみたらどうですか?
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kiwidinok at 2011-04-12 06:51
mikaさんの所では生イーストが主流なんだ・・・こちらではActive Dried Yeast とSurebake YeastとかBreadmaker Yestとか呼ばれているbread improver(ほとんどは天然のものらしいですが)がミックスされているものがよく売れているようで、棚に並んでいる数が若干多いように思います。私がよく行く大きなスーパーには、インスタント ドライ イーストは1種類しかありませんでしたよ。こういうところにもお国柄というのが出てくるんでしょうかね?面白いですね。
ところで、私もナン大好きですよ!その内にピタパンもナンも作ってみるつもりでいます。やっぱり自分で作った方が桁違いに安いですもんね(笑)
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