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タラナキ滞在二日目の10月3日。
宿泊している部屋は2階だったので、大きくて重量のあるパネルを運ぶのは面倒だと、昨夜一晩車の中に置いたままにした。もちろん外からは見えないように、ブルーのレジャーシートなどで覆い、ほぼ外からは見えないようにしてあったが、この国は車の中に何か物が置いてあるとわかると窓ガラスを割られる確率が非常に高くなり、中のオーディオなどは盗まれ、荷物ももちろん必ず盗まれるので、夜物音がしないかとずっと気にしていなければならなかった。そんなわけで、先にアートギャラリーに作品を届け、仕事を片付けてしまおうじゃないかということになり、10時前にモーテルを出発した。 「あの山の上の牛は作り物かな?」とスペインをイメージする私(笑)・・・生きた(やたらと大きな)牛だった。 速度制限はこういうふうに両側にサインが立っていてわかり易い。 タウンになっている所は通常50キロ制限で、それが切れると下の写真のように一気に100キロ制限の道路となる。高速道路ではなく、一般道である。 タウン以外の所に点在する民家に住む人は、家の敷地を一歩出たらすぐに時速100キロで飛ばせる道なわけで、そんな所に住んでいたら確かにスピード感覚は狂うだろうなと思った。 そして山を越えて次の街に入る・・・ タラナキ山はグンと近付いた。 アートギャラリーは車で30分ほど離れたこのタウンにある、公営のこじんまりしたギャラリーだった。 受付の女性に名前を告げ、オークランドから作品を運んできたと言うと、とても驚き、尚かつ温かく迎えてくれた。 あいにく館長はその日は不在で、アシスタントの女性に全てを任せてきたのだが、作品を手渡してしまったのでもう一安心。 その後併設のカフェで軽く食事をし、天気がよかったので、タラナキ山の中腹まで車で上ろうということになった。 タラナキ山にかなり近付いて来ているというのが、空気でもわかった。 ヒンヤリと澄んだ空気・・・次第に切れて行く雲・・・ 突然目の前に現れた凛とした姿に、ただただ「美しい!」と感嘆の声を上げる私達。 素晴らしい。 この時点でもう「来てよかった」と心から思った。 細い山道を登る。 ギリギリ対向車とすれ違える程度の細い道ではあるが、ちゃんと整備されていて、ゴミ一つ落ちていない綺麗な風景だった。 私達はDawson Falls 側の斜面から、ビジターセンターまで車で上った。 Mt. Egmont 別名 Mt. Taranaki は、まだ雪が残る最高の美しさで私達を迎えてくれた。 直前までかかっていた雲はみごとに切れた。 神々しいまでの山を堪能し、歩いて15分程の所にある滝を見に行くことにした。 滝は勢いが強く、水煙を上げて落ちていた。 私は既にそこに行く目的を全て達成してしまったので、あとはのんびり周囲を回ってみるだけでよかった。 タラナキ山をぐるっと一周してモーテルに戻ろうと車を走らせていると、泊まっている宿のすぐ近くに、海の際に小さな山があるのが見えた。何か変な光景だったので行ってみると、とても美しいビューが目の前に開けた。 あそこで一人本を読んでいたお婆ちゃんは何を見て何を考えていたのだろうか? 話し掛けようかと思ったが思いとどまった。話をしている内に涙が出て来て止められなくなっている自分の姿を想像できた。 さて、ディナーはどうしよう・・・ インターネットで探したシーフード・グリルの店は探しても探しても見つからず、諦めて近くのレストランでいいにした。 基本的に、何の料理かわからない店に入ったのは失敗だった。 日曜日の夜、ニュープリマスの中心地は歩いている人影も無く、閑散としていた。 追記:オークランドに戻って写真を整理したら、タラナキ山が笑っていた。
by kiwidinok
| 2010-10-06 08:56
| New Zealand
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