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今日は同居人の友達一家が長い帰省から帰って来る日で、この日を心待ちにしていた同居人は、送り迎えに必要なチャイルドシートを預かり、我家の車に据え付けて今朝空港まで迎えに行く予定でいた。
ところが、不運なことに、数日前から喉の具合が悪くなり、昨日はだいぶ良くなったように見えたのだが、昨夜急に発熱したようで、今朝になっても熱は下がらず・・・ 昨年、大学の友達をswine flu(豚インフルエンザ)で亡くしている同居人は、今回症状があまりにひどいので「まさか・・・」と心配になったのだろう。救急病院で診てもらおうかなと、珍しく弱気になっていた。 家から車で7分程度の所にあるショッピングセンター内に、救急診療をしてくれる White Cross というアクシデント&メディカルクリニックがある。 よく行くショッピングセンターなのだが、クリニックにかかったことは一度も無く、行ってすぐに診てもらえるかどうかもわからないので、取りあえず電話番号を探し、電話をかけたがいっこうに繋がらず・・・ アポイントを取る必要は無いとネットで確認したので、少し待たされるかも知れないけれども行ってみようと、フラフラの同居人を車に乗せて連れて行った。 クリニックは空いていた。 受付でNZの永住権保持者かどうかを聞かれ、そうだと言うと、名前、連絡先、ethnic group(人種)等を書く用紙を渡されるが、ethnic group の項目には、「中国」、「韓国」はあるものの、「日本」というチェック欄は無いので、「その他」にチェックすることになる。(それを見ても、ここには日本人がさほど多く住んでいないのがわかる) 居住資格を証明するために一応パスポートを持って行ったが、提示は求められなかった。 しばらくして名前を呼ばれ、診察を終えた同居人は、「普通の風邪だって」とホッとした顔をしていた。 診療費は$95.00(日本円にして約6,000円・・・高くて驚いた) ちなみに、ケガの場合は診療費は無料である。これはACC (The Accident Compensation Corporation) という政府に属する団体が治療費用を補償するもので、資金は税金によって賄われている。 企業に雇われている人は知らない人が多いのだが、私達のような事業主はACCにけっこう高額なlevy(徴税、強制割り当て)を課されているので、治療が無料で受けられると手放しで喜んでいる人が羨ましいなと思ってしまう。 特に、NZは非居住者(永住権を持たない滞在者)や旅行者に対してもケガに関しては国民と全く同じように治療費用を補償しているので、資金を提供している側としては、それはちょっとやり過ぎなのではないかと思わずにはいられない。 さて、同居人は依然として熱が高いので、同じモール内にあるスーパーマーケットでエナジードリンクを数本買い、家に戻ると、同居人が迎えに行くはずだった友達から電話が入った。 空港に着いて同居人からの「ゴメン、風邪引いて熱が高くて、迎えに行けないよ〜」という悲痛なメールを受信し、大丈夫かなと心配して電話をくれたらしい。 が、声を出すのが辛くて電話に出られない同居人・・・結局私が電話に出て、ごめんね行けなくてと謝った。 長旅でさぞかし疲れたことだろう。 奥さんと子供も元気に帰って来たとのことで、何はともあれ一安心である。
by kiwidinok
| 2010-03-06 09:14
| 海外生活
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Comments(6)
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mika
at 2010-03-07 00:44
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>NZは非居住者(永住権を持たない滞在者)や旅行者に対してもケガに関しては国民と全く同じように治療費用を補償しているので、資金を提供している側としては、それはちょっとやり過ぎなのではないかと思わずにはいられない。
という気分、なんとなく、わかります。 フィンランドは難民を毎年受け入れていますが、彼らは、2年間は無料住居、光熱費無料。生活保護が家族2人、3人であれば、20万円以上がもらえます。この国に来て、言葉もわからずだと、「この国は皆、このようなものがもらえるのだ。
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mika
at 2010-03-07 00:44
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これ以上のお金が欲しい人は働いているのか」と勘違いし、喜び、教育が無料、子供を生めば、子供育児のお金がもらえるため、難民の多くが、子供を3人、4人、5人と生みます。生めば、生むほど子供育児手当てがもらえるのです。この人たちのほとんどが、その後も仕事もせず、2年間の難民保護金が支払われなくなると、代わりの生活保護を受け取り、結局、普通に働く人よりも多くの生活費を働かずにしてもらっています。「いい国。住みやすい」とその人たちは言いますが、あなた方の生活費、教育費は、普通に汗水働いている人の税金なんですよ。働いている人は、あなた方のように、生活費がもらえないから、かえって手取りが少なく、生活費が自由に使えず、子供を生むのも、計画したり、あきらめたりしているんですよ。と怒りを感じます。国のシステムってなんかどこかに必ずおかしなところがあるんですよね。
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kiwidinok at 2010-03-07 08:24
mikaさんがお住まいのフィンランドも、やはり社会保障制度が充実した国なんでしょうね。
キリスト教国というのは概ね福祉が充実していて、分け与える精神に富んだ国が多いのですが、与える側と受ける側全てが良識によって行動しているとは言えなくなると、やはり様々な問題が見えて来るようになるのだと思います。 (長くなるので、切りのいい所で幾つかに分けて書きますね)
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kiwidinok at 2010-03-07 08:26
NZも積極的に難民を受け入れている国の一つです。補助の実態に関しては私はよく知りませんが、この国で路上生活をしないで暮らせるだけの保証はもちろんあるに決まっています。その保証も無しに受け入れるなど言語道断ですからね。
政府がどれだけ難民に対して援助金を支払っているかは知りませんが、難民としてこの国に来て生活している子供達は何人か知っていますし、UNHCR (the Office of the United Nations High Commissioner for Refugees) で働いていた人や、この国の移民局で難民受け入れを担当していた人からも内情を伺ったことがありますので、難民として認定され、よその国に受け入れられるまでの精神的、肉体的苦痛、また受け入れられてからの様々な苦痛を考えると、少しは楽をさせてあげてもいいじゃないかという気になります。まぁ、他の国民と照らし合わせて、大多数がおかしいじゃないかと言うほど生活保護に格差があるのであれば、それはやはり問題だと思いますが・・・
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kiwidinok at 2010-03-07 08:27
NZという国は、私が思うにとても寛容な国だと思いますし、行政は人々に優しい決定をしているように思いますので、それ自体はとても素晴らしいことだと思うんですよ。でも、問題はそれを"利用"する人々の心の醜さで、ズルいことをして楽をしようと企む人々によって寛容な精神を台無しにされているのが現状のような気がします。
実際に私が耳にした『愚の骨頂』とも言うべき言葉は、私が先日まで働いた職場の"女主人"から発せられましたが、彼女は言うに事欠いて、「あなた生活費が足りないんだったら、どこか語学学校とか、IT系やデザイン系の専門学校とかに通って、政府に支援金をもらったら? 一週間に一日くらい学校に行ってれば、週に百何十ドルかはもらえるはずよ」と、いけしゃあしゃあと私に言ったんですよ。給料を法律に則って支払うことはせず、自分達が削った給料を政府に払わせればいいということかと、心底呆れました。(あなたが私に言える言葉じゃないと思うよ)と心の中で怒りながら、「週にそんなにもらえるの? 私の1ヶ月分の給料と同じじゃない!」と笑って言ってやりました。かなり強烈な皮肉のつもりで言ったのに、まるでわかっていませんでしたよ。
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kiwidinok at 2010-03-07 08:34
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