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1ヶ月韓国に帰っていた教室生が、今日からまた教室に通い始めた。
今回は私が見本として作った円形のパネルと同じ物を作るとのことで、型紙をコピーし、ピースごとに切り分け、色を決め、使用するガラスをどれにしようかと散々悩んでいたら、あっという間に2時間が過ぎてしまった。 彼女は1週間に1回(2時間)では物足りなくなったらしく、来週から週2回に増やしていいかと言うので、勿論だよと返事をした。 シャロンは「みんな、のめり込んじゃうんですね」とちょっとビックリ。 今日私は教室があったため、ユニのターム・ブレイク中(2週間の休み)の同居人が一人で 、オークランドから高速で約1時間の Hamilton まで、インターネットオークションで落札した物を取りに行って来てくれた。 落札した物は、「段ボール箱いっぱいのミシン糸」と、ステンドグラス材料&ツールで、どちらも同じ出品者。 ミシン糸はこんなに沢山入っていて(中にはフィルム付きの未使用の糸もあり)NZ$17.50(今日のレートで¥980ほど)とお買い得であったのに対し、ステンドグラス材料の方は、NZ$250.00(¥14,000強)と、中古にしては高めであった。それでも、グラインダーだけを新品で買ったとしたらNZ$390.00ほどかかるのだから、この中の半田ごて、ストライプカッターなどを合わせてこの値段だったら、やはり買いであろう。 グラインダーは、あまり使われていなかったようだ。私が日本から持って来たものよりも。ずいぶん新しいように見えた。 日本から持って来たグラインダーは電圧が違うため、変圧器を使用しないと使えない。しかも、これまでスタジオには1台しかなかったので、一人が使用していると別の人は他の作業をしているしかないという状態になってしまう。そして、もし万が一壊れても、すぐに手に入るとは限らない。 グラインダーの在庫を持っているサプライヤーが、NZ最大の都市オークランドにどれだけあるだろうか? 全く期待できないというのは、火を見るよりも明らかだ。 グラインダー、半田ごて、ストライプカッター、パティーナ、ハンダは使えるとして、その他の物(特に作りかけの作品)はどうしましょうという感じ・・・ 生徒が欲しかったらあげよう。 このグラインダーの持ち主は、同じパターンで簡単なサンキャッチャーのような物を作って売っていたのであろうか・・・ 私がステンドグラスを始めるよりももっと前に、私の姉はエッジング・ストーン(砥石のような物)を使ってガラスのエッジをパターン通りになるように削り、ランプやらテラリウムなどを作っていた事を思い出した。 ガラスカットがほぼ正確にできていれば、パターンからはみ出した部分を削り取る手間が省ける。だから、エッジング・ストーンだけで充分事足りるのだ。 もしグラインダーというものが無ければ、この非常に時間がかかるストーンを使って延々とエッジを削り続けるのはまっぴらごめんと、ガラスカットに専念し、技術が格段に進歩するに違いない。 けれども、何でも便利になってしまった時代に逆行して、「さあ、今日からエッジング・ストーンを使いますよ」と言ったら、生徒はガラスカットの技術が向上する前に、作業がいっこうに進まない事にイライラして、きっとやめてしまうことだろう。 職人を養成する場ではないのだから、あくまでも趣味のお稽古として、楽しんで来てもらうだけで充分と納得するしかない。(職人気質なので、私の所に来てくれたからには、しっかりした技術を教えてあげたいと、どうしても思ってしまうのだが・・・) パワーツールは確かに便利で、作業効率を考えると比較にはならないが、そういう機械を始めから与えられて育ったら、果たして人間は『器用』になるのだろうかと、ふと思った一日であった。
by kiwidinok
| 2009-04-21 23:32
| ビジネス
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